親の介護で生活保護を受けられるか
親の介護には、必ずといってよいほどにお金が必要となります。金銭的な不安から生活保護を受けられないものかと考えました。
私も生活保護が受けられるのかどうかを市役所で確認しました。その時の話を紹介しますので、参考にしてください。
親の介護で生活保護を受けられるか
親の介護をするために生活保護を受けられるか?
回答:条件がありますが生活保護を受けることができます
ですが、殆ど不可能に近いです。
生活保護を受ける条件
(1) 資産、預貯金の無い人
(2) 財産の無い人
(3) 働けない人など
その他、細かな条件があります。
生活保護の介護扶助
また、ここで案内しているのは生活保護の介護扶助となります。生活保護が受けられるようになって、親の介護にお金をまわすことができる訳ではなく、介護扶助の場合、介護事業者に直接支払われます。市役所で相談をしますと、自転車も資産として認識されたりします。車を持っていたり、売却すればお金になるようなモノは全て資産としてみなされますし、そういったモノを売却してお金を作ってくださいとアドバイスされることが多いです。ですから、生活保護を受けるとなると、全ての資産・財産が無い状態でなければ不可能ということになります。
お金が無ければ親族、親戚、兄弟から借りられないかを考慮して下さいとアドバイスされることもあります。
ということで、上述した条件を満たす人は、なかなか居ないと思います。ですので、親の介護で生活保護を受けるのは可能ですが、貧乏でも一定の生活ができていれば、生活保護を受けることはできません。ぶっちゃけ、かなり難しいです。なので、親の介護は大変だからといって仕事を辞めるのは避けた方が良いです。必ず働いて収入源を絶たないようにすることが重要です。
介護保険負担限度額認定証
生活保護ではありませんが、介護保険負担限度額認定というものがあります。低所得者に向けた介護保険の負担を軽減してくれる制度です。
これも、なかなかハードルが高くて難しいです。介護保険負担限度額認定というのは、介護保険施設(特養、老健など)を利用する際に支払う費用を軽減できる制度。ショートステイも利用できます。
介護保険負担限度額認定証が受けられると、特養、有料老人ホームの減額も望めますが、認定されることはなかなか難しいです。
介護保険負担限度額認定の要件
- 市町村民税世帯非課税者
- 2000万円以下であること
非課税というのは、既に生活保護を受けているほどの状態であるということです。
資産、財産、預貯金も無いという状態です。
もうひとつ、生活保護を受けるための方法がありますが、ここではその紹介を控えます。